就労継続支援A型に関するよくある質問

よくある質問を紹介

就労継続支援A型の制度について

    • 就労継続支援A型を利用しながら、アルバイトで働くことはできますか?

      基本的には、就労継続支援とアルバイトの併用は認められません。

      アルバイトが認められない理由は、短時間のアルバイトでも、事業所から支援を受けずに一般就労可能な程度に就労に関する能力が高まっているのであれば、就労継続支援サービスの利用対象者としては適切でないと見なされるからです。

      就労継続支援は、一般就労が困難な方を支援する福祉サービスです。したがって、利用者が一般就労に移行した場合、その後のサービスの利用継続は想定していない自治体が多くあります。

    • A型事業所と就労移行支援は併用して利用することはできますか?

      基本的に就労継続支援と就労移行支援を併用することはできません。

      就労移行支援は「就職活動に関する支援」が目的です。基本的に平日の日中に就職のための訓練を行っています。

      就労継続支援は「働く場の提供」を目的としています。平日の日中に働く事業所が多いです。

      併用禁止と明文化されているわけではないですが、支援を受ける目的・時間を考えると難しいでしょう。

      就労継続支援を利用した後に就労移行支援を利用することや、就労移行支援に通所したが就職に結びつかなかったために就労継続支援の利用を開始することは問題ありません。

    • A型事業所の利用にお金はかかりますか?

      前年度の収入によっては利用料がかかる場合があります。

      就労継続支援などの障害福祉サービスは、障がいのある本人とその配偶者の世帯収入によって利用料の負担額が定められています。

      生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯の場合、負担額は0円です。

      事業所の利用にかかる費用は利用料だけでなく、昼食代や交通費もかかります。

      A型事業所の場合交通費を支給している事業所もありますが、全額支給されるとは限りません。

      公共交通機関の障害者割引や自治体の助成制度が利用できることもあるので活用しましょう。

    • A型作業所に通いながら生活保護を受けることはできますか?

      A型作業所に通いながら生活保護を受けることは難しいでしょう。

      A型作業所は雇用契約を結んで最低賃金以上の給与を受け取るため、安定した収入とみなされる可能性があります。すでに生活保護を受給している方の場合、A型作業所への就職で生活保護費の減額や保護を打ち切られる可能性があります。

      A型作業所での就労収入が少なくても、障害年金を受給していて、就労収入と障害年金の合計額が最低生活費を超える場合、A型作業所に通所しながら新たに生活保護を受給することは不可能です。

      生活保護の考え方として、最初に他の制度による支援を検討・活用し、不足分を生活保護で補うのが基本です。

      障害年金単体には所有財産の制約や収支報告義務がないので、生活保護と比較すると自由度が高いため、生活保護のデメリットを負うことなくA型作業所での就労で最低生活費分を捻出できるのではないでしょうか。

      今後回復の見込みがある場合、将来設計をしながら受給を検討しましょう。

    • 65歳を過ぎてもA型事業所で働くことはできますか?

      A型事業所は原則64歳までの利用となっていますが、要件を満たしていれば65歳以上でも利用できる場合があります。

      「65歳に達する前5年間障害福祉サービスの支給決定を受けていた者で、65歳に達する前日において就労継続支援A型の支給決定を受けていた者の場合、当該サービスを引き続き利用することが可能」となっています。

      詳しくは厚生労働省で要件が定められているため、65歳を過ぎてもA型事業所を利用したいと考えている方は、自身が要件に当てはまるか確認したり、支援員の方に確認すると良いでしょう。

      ただし、要件を満たしていても、自治体の判断で利用できない場合や他の支援制度を勧められることもあります。

      利用を断られる可能性も念頭に置いておきましょう。

    • 高校生ですが、A型事業所で働くことはできますか?

      全日制高校に通っている方がA型事業所で働くのは難しいでしょう。

      A型事業所は基本的に午前中から仕事が始まり、1日あたり4~6時間、週20時間程度働くことになるからです。

      ただし、夜間高校や通信制高校に通っていて日中の時間に余裕がある方や、A型事業所自体が放課後デイサービスや通信制高校と提携している場合は利用できる可能性があります。

      事業所やお住まいの地域によって大きく変わってくるため、確実な情報を知りたい方は、利用してみたい事業所や自治体の福祉課窓口に相談してみましょう。

就労継続支援A型の利用について

    • A型事業所で働くために必要な書類はありますか?

      就労継続支援事業所で働くには、「障がい福祉サービス受給者証」(以下、「受給者証」)が必要です。

      「受給者証」は就労継続支援などの福祉サービスを利用するための証明書です。

      障がい者手帳や医師の診断書、自立支援医療受給者証があれば申請できます。

      原則、利用する事業所が決まってから申請します。A型事業所の場合、採用決定後に申請することになります。

      申請から発行までの期間は自治体によって異なり、1か月以上かかる場合もあります。利用する事業所が決まったら早めに申請しましょう。

    • A型事業所を利用したいのですが、期間の制限はありますか?

      就労継続支援A型・B型どちらにも利用期間は制限されていません。

      就労移行支援のような2年縛りなどもありません。そのため、就労継続支援で働く場合、雇用契約に基づいて働き続けることができます。

      ただし、A型の場合、年齢制限があるため、原則18歳以上、65歳未満までの利用となります。B型に年齢制限はありません。

      自分の目標・目的に合わせて利用する事業所を選択しましょう。

    • 毎日の通勤が苦手なので、在宅で勤務したいです。A型事業所は在宅での利用は可能ですか?

      一部のA型事業所では在宅での支援を行っている場合があります。

      在宅ワークによる支援には複数の要件が定められており、
      ・職員と1日2回以上連絡を行う
      ・月に1回、職員の訪問を受けるか、事業所への通所を行う
      ことが必要です。

      業務内容としては、データ入力など、PCでの業務が多い傾向にあります。業務に必要な道具は貸出されることが多いですが、事業所によって異なります。

      また、在宅ワークに向いている方、向いていない方もいらっしゃいます。

      在宅ワークのメリット・デメリットを知り、自分に合った働き方を選択しましょう。

    • 障がい年金をもらいながらA型事業所で働くことはできますか?

      障がい年金をもらいながらA型事業所で働くことは可能です。

      障がい年金は所得による支給制限(2024年時点で前年の所得額が4,721,000円を超える場合全額支給停止)がありますが、A型事業所での給与が所得制限に引っかかることはありません。

      A型事業所は雇用契約を結びますがあくまで福祉サービスの一種のため、障害年金が停止になることは考えにくいです。

      万が一、A型事業所で働き始めてから障がい年金が停止された場合、他に原因がある可能性が高いので、しっかり確認しましょう。

    • A型事業所を利用したいのですが、どのような手順を踏んだらいいですか?

      A型事業所の利用には申請手続きが必要です。
      以下のような手順を踏むと良いでしょう。

      一般企業への就職活動とは少し異なるので注意が必要です。

      1. 事業所に問い合わせる

      2. 事業所へ見学に行く

      3. 面接を受ける

      4. 受給者証の申請

      5. 利用開始

    • A型事業所で働くときは社会保険に入れますか?

      A型事業所で働く場合、基本的に1週間の労働時間は20時間以上になるので、「労災保険」「雇用保険」に加入できます。

      「労災保険」は雇用形態にかかわらず、すべての労働者が加入する保険のため、A型事業所で就労する際も加入することになります。

      「雇用保険」は週20時間以上働く場合に加入します。A型事業所でも加入することが多いです。

      しかし、週30時間以上の勤務は少ないため、「健康保険」「厚生年金保険」の対象にはならず、加入しないことが多いです。勤務条件や、事業所によっては加入できる場合があります。

    • A型事業所での手取り金額はどう計算したらいいですか?

      A型事業所で働いた分の給料から「雇用保険料」、「利用料」、「交通費」を差し引いた金額が手取り額となります。

      働いた分の給料 - 雇用保険料 - 利用料 - 交通費 = 手取り額

      雇用保険料
      週に20時間以上働く場合、雇用保険料を支払います。給料から雇用保険料率を掛けた金額が雇用保険料となります。

      利用料
      A型事業所は福祉サービスなので、利用料が発生する場合があります。しかし、多くの利用者が低所得に該当する場合が多いため、0円になる場合もあります。

      交通費
      自宅からA型事業所まで、バスなどの公共交通機関を利用する場合はお金がかかりますし、車を利用する場合、ガソリン代や駐車場代が必要です。事業所によっては交通費の一部を支給している場合があるため、利用を検討している事業所に確認しましょう。

A型事業所での就労

    • A型事業所とB型事業所、オススメはどっちですか?

      人によって異なります。

      A型・B型事業所のどちらも「働く場の提供」や「就労に必要なスキル等を得るための訓練」を目的としていますが、対象や雇用契約の有無、就業時間・日数などが異なります。

      A型は、一般就労は難しいが雇用契約を結んで就労できる方が対象です。雇用契約を結ぶため、最低賃金が保証されています。週3~5日、〇時間など、一般就労に近い勤務形態がさだめられています。また、年齢制限もあります。

      B型は、一般就労だけでなく雇用契約を結んで就労することが困難な方が対象です。工賃は低い傾向にありますが、週1日、1日1時間から、など体調に合わせて働く時間を柔軟に調整してもらえます。年齢制限はありません。

      一概に決められるものではありませんが一般就労に近い形で働きたい方はA型事業所、就労に慣れていないなどの不安がありマイペースに働きたい方はB型事業所がオススメです。

    • A型事業所から一般企業への就職はできますか?

      A型事業所に通いながら一般就労を目指すことは可能です。

      令和元年度時点で就労系障害福祉サービスを使って一般就労した方のおよそ4分の1がA型事業所を使用した、という調査があります。

      A型事業所から直接一般就労を目指す方法と、A型事業所で働くことに慣れた後、就労継続支援事業所に移って就労や社会生活で必要なことを学びつつ一般就労を目指す方法があります。

      どちらにもメリット・デメリットがあるので、自分の求める条件に合わせて方法を選んでいきましょう。

    • A型事業所ではどんな障がいがある方が働いていますか?

      利用者の割合は事業所によって大きく異なります。

      働いている方の障がいとしては
      ・精神障がい
      (うつ病、双極性障がい、統合失調症、てんかん、適応障がいなど)
      ・知的障がい
      (知的能力障がい)
      ・身体障がい
      (視覚障がい、聴覚障がい、言語障がい、肢体不自由、内部障がい)
      ・発達障害
      (ASD:自閉症スペクトラム障がい、ADHD:注意欠如・多動性障がい、LD:学習障がい)
      ・難病
      (神経・筋疾患、消化器系疾患、循環器系疾患など障がい者総合支援法の対象疾病として指定されている疾病に該当するものなど)
      があります。

      A型事業所全体としては精神障がいの方の利用が約半数です。

      障がい者手帳がなくても、障がい福祉サービス受給者証が取得できる方であれば利用が可能なので、利用を検討してみてくださいね。

    • A型事業所での仕事の内容にはどんなものがありますか?

      事業所によって仕事の内容は異なります。

      データ入力やパッキングなどの軽作業の場合もありますが、清掃業務や飲食店での接客・販売業務など、一般企業での就労に近い作業を行っていることもあります。

      また、事業所によってはWebデザインやプログラミング、ものづくりなど、専門的な業務を行っている場合もあります。

      利用者の方の特技や経験、就職に役立つスキルを活かした業務が多いのが特徴です。

      事業所ごとに仕事の内容が異なるので、自分のやってみたい仕事から事業所を探してみるのもいいでしょう。

    • ダウン症なんですが、A型事業所に通うことはできますか?

      事業所によって受け入れている障がいが異なるため、あらかじめ事業所への確認が必要です。

      生活リズムが整っているダウン症の成年者の方であれば、知的レベルによってA型事業所で働けるかどうかが決まります。

      A型事業所は平日毎日一定時間の出勤が求められることがほとんどです。また、生産活動での利益創出が必須なので、障がいや症状の重い利用者の方からは「厳しい」という印象をもたれることがあります。

      B型事業所とは働き方が異なることを理解したうえで利用を検討しましょう。

      知的障害を受け入れている事業所はたくさんあり、中にはダウン症に特化した作業所もあるので、探してみるといいでしょう。

    • 就労継続支援A型を利用しながら、アルバイトで働くことはできますか?

A型事業所の見学・体験

    • 見学時の服装や持ち物はどうしたらいいですか?

      見学する際の服装は私服でOKです。

      派手なデザインや色柄、個性的すぎる服装は避け、シンプルで清潔感ある服装を心がけましょう。

      見学と同時に作業体験も行う場合、事業所から動きやすい服装と指定されることもあります。

      持ち物は事業所から指定がなければ特に必要ありません。

      メモを取りたい方は筆記用具とメモ帳を持っていきましょう。

      パンフレットなど資料を渡されることがあるのでA4サイズのクリアファイルや書類が入るかばん・リュックがオススメです。

      心配な方は見学を申し込む際に確認しておきましょう。

    • A型事業所での面接はどんな服装で行けばいいですか?

      一般企業での面接と同様、A型事業所での面接でも、基本的にはスーツを着ていきましょう。

      服装に関して不安がある場合、見学や利用体験に参加した際に確認しておくと良いでしょう。

      服装自由と言われた場合は、動きやすく清潔感のあるオフィスカジュアルがオススメです。

      面接は第一印象が重視されます。服装だけでなく、髪形や化粧などの身だしなみ、爪などの手元の清潔感にも気を配りましょう。

    • A型事業所を見学するときには、どこを確認しておくと良いでしょうか?

      事業所を見学する際に確認しておくと良いポイントを4つご紹介します。

      1. 作業所の雰囲気
      確認するところは特性によって異なりますが、音が気になる方は「騒がしくないか?大きな音はしないか?」を、対人恐怖がある方は「作業で必要なコミュニケーションはどの程度か?」などを確認しておきましょう。
      人間関係のトラブルを避けるためにも「一緒に働くのはどんな人たちか?」も見ておくと良いかもしれません。

      2. 職員の人柄
      A型事業所の職員だからといって、必ずしも障がいや病気に理解があるとは限りません。ご自身の障がい・病気に理解がある、または理解しようという姿勢のある、信頼のおけそうな職員かどうか確認しましょう。

      3. トイレや洗面台、スロープなどの設備
      特に身体に障がいのある方は「トイレに手すりがついているか」「洗面台は使いやすいか」「段差があるか」などを確認しましょう。
      事業所がビルの一室にある場合もあるので、必要であれば「エレベーターはあるか?」「階段は上れそうか?手すりはついているか?」なども確認しておくと良いかもしれません。

      4.休憩スペース・休憩時間
      仕事をする場所とは別に、休憩する場所があるとメリハリを持って過ごすことができるので、休憩スペースはくつろげそうな場所か確認しておくと良いでしょう。また、雑談が苦手な方は、休憩中の雰囲気や利用者同士の様子なども確認しておきましょう。

      気になった事業所は積極的に見学していくと良いでしょう。

    • A型事業所の利用にデメリットはありますか?

      A型事業所を利用する上でのデメリットは「何を目的に利用するのか」「どこを重要視するか」で大きく変わります。考えうるデメリットを5つ挙げてみます。

      ・一般就労を目指す訓練が手厚くない
      A型事業所は「働く場の提供」を行っており、仕事が主軸であるため、就労訓練は+αの要素としていることが多いです。

      ・一般就労したい気持ちが低下する
      仕事面や体調面のサポートが手厚く、給料も出るため、一般就労への意欲が低下してしまうことがあります。また、利用期間の制限がないため、「絶対に一般就労する」という強い意志がなければ利用期間が長くなってしまう場合もありえます。

      ・安定して通うことが求められる
      基本的に1日4~6時間、週3~5日の出勤を求められることが多いため、体調に不安がある方にはプレッシャーとなってしまう場合があります。体調が安定していない状態での利用を検討している方は、他の支援制度の利用も視野に入れておくと良いでしょう。

      ・仕事内容が合わないと利用することが苦痛になる
      近年のA型事業所の仕事内容は肉体労働からデスクワーク、マルチタスクの求められ業務まで、多岐にわたります。選択肢が多い一方、体調や障がいに合わない事業所を選択してしまうと利用が苦痛になってしまう場合があります。

      ・スキルを求められることがある
      未経験からでも丁寧に教えてくれる事業所もありますが、ある程度のスキルを前提として募集をしている事業所もあります。体調や障がいの影響で「できない・極端に苦手」なことがある場合、事業所の仕事内容をよく見極めることが必要です。

      一般就労への考え方、体調などをじっくり考えて利用を検討していくと良いでしょう。

A型についての不安・困りごと

  • A型事業所でいじめられないか不安です。もしもの時の相談先はありますか?

    A型事業所であっても人間関係のトラブルは起きる可能性があります。あらかじめ相談できる相手や窓口を把握しておきましょう。

    事業所の利用者同士や支援者と利用者間でのトラブルは、事業所の職員や各自治体の福祉相談窓口などに相談しましょう。

    相談しても状況が変わらない場合もあり得ます。その時は自分に合わない環境に身を置き続けるより、事業所を変更したり休職したりして思い切って違う環境に移った方が楽になることもあります。

    トラブルに備え、無理のないように、何かあったときは自分を守るための行動をとりましょう。

  • A型事業所で検索すると「やめとけ」「おかしい」と出てきます。やめておいた方がいいのでしょうか?

    知らないことは不安につながります。ネット上の情報を鵜呑みにせず、情報を正しく精査して考えましょう。

    過去に悪徳業者による質の悪い事業所が原因でA型事業所運営の基準が改定され、事業所の閉鎖が相次いだことがあります。その影響で不安な言葉が検索候補に出てくるようになってしまった可能性があります。

    支援員や利用者との相性が合わなかった方や、仕事内容が単調だった方の影響で、マイナスな言葉が検索候補に出てきている場合もあります。

    A型事業所のメリット・デメリットを知ったうえで利用を検討していきましょう。

    また、福祉サービスはA型事業所だけでなく就労移行支援やB型事業所など他にもたくさんあります。自分に合いそうな福祉サービスを利用していきましょう。

  • A型事業所を辞めたいのですが、辞めさせてもらえません。どうしたらいいですか?

    A型事業所を辞めさせてもらえない場合の対処法を3つ紹介します。

    ○辞めたい理由を改めて整理する
    自分の思いを100%伝えるのはとても難しいことです。診察後、「あれも聞けばよかった…」などの後悔がないよう、理由や自分の思いなどを箇条書きや文章に書き起こすなどして改めて整理してみましょう。

    ○第三者を味方につける
    相手から強く言われると流されてしまう方の場合、主治医や相談員、家族や友達など、客観的に状況をみられる方に相談して一人で抱え込まないようにしましょう。当事者同士の話し合いでは、立場が強いほうが有利になりがちです。意図的に第三者を巻き込むことで、一方的な主張の押し付けを避けられます。

    ○労働基準監督署や総合労働相談コーナーに相談する
    A型事業所では雇用契約を結んでいるので、労働基準監督署に相談できます。全国に設置されているので、お近くの労働基準監督署を調べてみると良いでしょう。

  • いきなりA型事業所を解雇されたらどうしたらいいですか?

    まずはその解雇が正当なものか判断しましょう。

    A型事業所では雇用契約を結んで利用することになるため、解雇された場合は解雇通知書を渡されるのが一般的です。

    利用者を解雇する場合30日前までに解雇予告をする必要があります。万が一、解雇日が通知された日より30日未満の場合、解雇予告手当を請求できます。

    解雇する理由についても社会一般的な常識がなければいけません。事業所の備品の窃盗、他の利用者への危害を与える行為などがあった場合は解雇の対象となります。

    助成金目的の解雇は法的に認められないため、不当解雇として、すぐに生活相談員や各自治体の障害福祉課へ相談しましょう。

  • 経営が安定している事業所で働きたいのですが、どう探したらいいですか?

    絶対ではないですが、安定している事業所を選ぶポイントを3つ紹介します。

    1. 病院や会社が経営していて安定した仕事がある
    事業所内で仕事が完結せず、外部のお店や会社との繋がりがある場合も安定した仕事がある、という判断材料になります。
    興味のある事業所を見つけたら、どこが経営しているか、地域とどうつながった仕事をしているかを確認してみましょう。

    2. HPやSNSを覗いてみる
    A型事業所の宣伝はHPや各SNSで行われていることが多いです。経営が安定している事業所はさまざまな情報を活発に発信しているため、事業所を選ぶ上での参考の一つになるでしょう。
    また、HPには取引先企業の名前が書かれている場合もあるので、安定した仕事があるかを確かめることも可能です。

    3. 実際に見学して雰囲気を確かめる
    HPや口コミなどを見てみても、その場に行ってみないとわからないことが多くあります。飲食系の仕事を行っている事業所であれば、お客さんとして行ってみることができるので、ハードルは下がるでしょう。
    さまざまな手続きをしてから後悔するより、事前準備として事業所の見学をする、という選択肢を持っておくといいでしょう。

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