「もし掛け持ちできるなら、どんな条件がある?」
という疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
就労継続支援B型事業所(以下:B型事業所)は、雇用契約を結ばずに利用者のペースで働ける福祉サービスの一つです。
その為、最低賃金は保証されていないので、給料は工賃という形で支払われます。平均工賃は全国平均で月額17,031円といった、低い金額になっているのが現状です。
- B型事業所は2か所掛け持ちできるのか?
- 利用する条件
について解説していきます。
少しでも参考になれば幸いです。
B型事業所は2か所掛け持ちできる?
結論から言えば、B型事業所を2か所掛け持ちすることは、可能です。
就労継続支援は、就労を通じて自立を手助けするといった目的があるので、利用者にメリットがあると判断された場合は、許可されることがあります。
例えば
- 1つ目の事業所:軽作業がメイン
- 2つ目の事業所:PC作業がメインで、スキルを学べたり資格を取れたりする
など、異なる仕事内容を行っている事業所を選ぶことで、得られるスキルが変わってきます。「今後の就労に活かせるかもしれない!」と思える事業所を2か所選ぶことで、ステップアップが望める可能性もあるでしょう。
利用できる条件
ただし、B型事業所を2か所掛け持ちする場合、「同じ日には利用ができない」といった条件があります。
事業所同士のトラブルを避ける為にも、スケジュールをしっかり決めて、1日に利用する事業所は1か所にすることが重要です。
他にも、自治体によっては、そもそもB型事業所の掛け持ち自体を許可していない場合もあります。
気になる方は、お住まいの福祉課に確認してみましょう。
まとめ|B型事業所は掛け持ちできる?
- B型事業所を2か所掛け持ちすることは可能。就労継続支援は、就労を通じて自立を手助けするといった目的があるので、利用者にメリットがあると判断された場合、許可されることがある。
- ただし、B型事業所を2か所掛け持ちする場合、「同じ日には利用ができない」といった条件がある。他にも、自治体によっては、B型事業所を掛け持ちすること自体許可していない場合があるので、まずはお住まいの福祉課に確認してみよう。
いかがでしたでしょうか?
近年、B型事業所の仕事内容も多岐に渡るようになっており、工賃として比較的高い額が支払われているところもあります。さまざまなスキルを身に付けてスキルアップしたい方や、仕事内容を変えて飽きないようにしたい方にとって、事業所を掛け持ちすることは大きなメリットになります。
ただし、事業所を掛け持ちすることでキャパオーバーになってしまう可能性や、交通費が多くなりすぎるなどといったデメリットもあるので、注意が必要です。
ご自身に合った選択ができるように、相談員や事業所の方とよく相談しながら決めていきましょう。
B型事業所について、より詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。